浴衣を着た時の特有の高揚感が好きで、お祭りはもちろん、大事な人たちをおもてなしする時など、季節問わず着たくなる。
どちらかというと浴衣好きの部類なんだと思う。
洋服に携わって約30年。いつかやりたかった、めんどくさいを解消した浴衣。

浴衣を着ない理由の多くは、着かたやしきたり（ルール）がわからない。 手入れが大変そう。だそう。
もちろん伝統的なしきたりの中で浴衣を着るのも粋だが、坂本龍馬が着物にブーツを履いたように、ヴィヴィアンウエストウッドが伝統的タータンチェックを再解釈したように。ルールやしきたりを気にせず着たい。洋服屋さんですから。

より身近になるようにあったらいいなを盛り込んだ。
首元は長時間でもヨレない工夫だったり、はだけ防止の腰周りコードも装備。
帯もルールなく好きなようにぐるぐる巻いて結べばそれなりになる。
洗濯機に放り込んで、ハンガー室内干しでOK。
もちろんアイロンなんて必要なし。

浴衣の相方と言えば下駄。
ただ、下駄でお祭りは結構地獄。
それが理由で浴衣はねぇ…って人も多いはず。
浴衣には、ぜひリカバリーサンダルを。あたらしい、あたりまえ。